『嵐』活動休止会見:櫻井 翔の「振り返り」からわかる一流アイドルとしての凄さ

 

 

 

嵐の活動休止会見

先月末に、嵐の活動休止についての記者会見が行われましたね。この記者会見は、質問したある記者に対する批判をおこす一方で、嵐というグループの魅力が表われる出来事でもありました。

ニュース番組『NEWS ZERO』で、当番組のキャスターでもある櫻井 翔が嵐の活動休止についての会見を振り返っている特集があり、筆者は番組内での彼の「振り返り」から一流のアイドルであるということを改めて感じました。

今回の投稿では、櫻井くんの談話内容から抜粋したものを書き起こして分析します!

どのような点で「魅力」が伝わったのか、筆者のコミュニケーション論的な視点で解説していきたいと思います。

 

取り上げるポイント

会見で、ある記者から「(嵐の活動休止は)無責任じゃないかという指摘もあるのでは」という質問をされた場面があり、これに対して多くのファンや芸能人から批判の声が上がりました。その会見当時を振り返ってどう思っているのかを『NEWS ZERO』の特集で櫻井 翔が語っています。

文字の書き起こしは

佐藤彰・秦かおり()2013)『ナラティブ研究の最前線』ひつじ書房

より参考にしたトランスクリプト記号を使用します

(.)  マイクロポーズ

(..)  0.5秒以上のポーズ

…   言いよどみ

-   長音

()  著者による補完

下線  著者による分析上の強調

書き起こし内容

まぁあのー(.)誠意に関して(.)私たちが一番伝えたかった誠意の部分に関してお話ししているので(.)…ちょっと自分の中でも温度が少し上がったというのはある(.)かもしれないです

(.)ただ(.)まぁ(.)僕あのご質問頂いたおかげで(.)結果として(.)きちんと(.)我々の思いの丈が(.)温度をのせて(.)伝えることが(.)できた

(..)なのであのー(.)先ほどの質問含めてですけれども(.)他にもいろんな角度からのご質問夜遅くに集まって頂いたのに(質問)して頂きましたから

(.)本当にいろんな質問をして頂けて(.)それにあのー(.)お伝えすることができたそれは本当に良かったです

 

ここからは書き起こした内容を元に解説していきます! 

ここがすごい!

 

《ポイント1》

自分の「感情」の絶妙な表現

「温度が少し上がったというのはあるかもしれない」

あの「無責任じゃないか」という質問に怒りを覚えた方はたくさんいると思います。しかし、櫻井くんは怒りではなく自分の感情の「温度が上がっていた」という風に表現しています。つまり、「喜怒哀楽」という基準ではなく「気持ちの温度」というバロメーターにしているんです。気持ちが高まっているということを自覚しながらも、「怒り」ではないということがスムーズに伝わりますよね。表現がうまいです。

 

《ポイント2》

物事の「意味づけ」

「結果として我々の思いの丈が温度をのせて伝えることができた」

先ほどの「温度」という単語は、「思いの丈にのせて伝えることができた」という表現によって、プラスの要素であるという「意味」が創り出されます。さらに、「結果として〜することができた」という表現によって多くの人から怒りを買ったあの質問を「正の影響をもたらしたトリガー(引き金)」として意味付けたのです。

「いろんな角度からのご質問」

炎上させた質問も、「いろんな角度の質問の中の一つ」という位置付けで捉えていますね。

「夜遅くに集まって頂いたのに(ご質問)して頂きましたから」

質問の内容に意識が向いてしまいがちなのですが、記者たちが夜遅くにわざわざ会見に来てくれているという自分を取り巻く状況まで考えていることがわかります。

まとめ

これらを「ポジティブ思考」とカンタンにひっくるめるのは違うなと思いました。櫻井くんは、非常に冷静に状況をみており、自分自身を俯瞰して見ていることがわかります(これをメタ認知と言います)。

そして、本当に人々への「感謝の気持ち」が溢れているんだなぁということが話から伺うことができます。

「メタ認知」は、言われたこと・情報に惑わされないために重要な力です。

この投稿では櫻井くんのことについて書きましたが、彼だけでなく「嵐」の皆さんはまっすぐ先を見据えて歩み続けていくでしょう。応援しています!

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