スクラムとは?はじめての人に認定スクラムマスターがざっくり&しっかり解説!

こんにちは!

Step CoordinatorのGenです!

今回は、認定スクラムマスター(CSM®)でもある私が、

初めてスクラムを知る方にもわかりやすいように、ざっくり&しっかりとスクラムについて説明していきたいと思います。

スクラムとは?

スクラムとは、プロダクト開発やその品質の維持・向上を図るためのフレームワークです。

これはアジャイル開発の一つであり、未知のもの(新製品)や複雑なものの開発で効果を発揮します。

主にソフトウェア開発に用いられますが、それ以外にも様々な組織運営やマネジメントでも使われます。

スクラムというのはもともとラグビーでの試合再開のフォーメーションのひとつであり、チームメンバーが肩を組みあって密集するといったものです。

その様から、製品開発などにおいても様々な役割や分野(視点)、能力をもった人々が一つのチームになって製品を作り上げていくといったものをラグビーに喩えて「スクラム」と呼ぶようになりました。

スクラムの考え方

タイムボクシング

固定された期間内で決められた目標を達成させるというのがタイムボクシング(Time-boxing)という考え方です。

時間内に完了させようとすることで集中力を高め、作業効率を上げます。

スクラムの特徴ともいえるのはスプリントと呼ばれるものです。

これが固定された短い期間のことで、期間の長さは2週間~4週間とされます。一度期間の長さを設定したら開発中に変更することはしません。

3つの軸

スクラムは透明性・検査・適応の3つの柱が軸となっています。

透明性

常に情報共有をすることでチーム内の進捗状況を見える化します。

また、スプリント毎にステークホルダーを含めてスプリントで完成した成果物のデモを行い共有・評価をします。そうすることで、チーム内だけでなくステークホルダーにも進捗状況や成果物の確認を定期的に行います。

検査

スプリント毎にステークホルダーからのフィードバックでプロダクトのチェック、そしてスプリントレトロスペクティブでチームの動き・作業のチェックを行います。

適応

レトロスペクティブやフィードバックから得た学びを生かし、プロダクトやチームの活動の改善を継続的に行います。

スクラムでの3つの役割

スクラムチームでは、プロダクトオーナー・開発メンバー・スクラムマスターの3つの役割で構成されます。

・プロダクトオーナー

プロダクトオーナーは開発しているプロダクトの価値を常に考え、チームの開発を求められている価値から遠ざからないように軌道修正を行います。

プロダクトバックログの管理はプロダクトオーナーが行います。

・開発メンバー

開発メンバーはスプリントプランニングで決めた達成内容をスプリント中に完了し、インクリメントをリリース可能な状態にすることに責任を持ちます。

開発メンバーは役割でタスクを分担しません。メンバーは機能横断的であり、一人ひとりが目標達成に向けて自律的に行動します。

・スクラムマスター

スクラムマスターは、チームがスクラムの考え方やそれぞれの役割を理解し、実践できるようにコーチングをします。

また、チーム内で出てきた妨害事項(環境整備や雑務なども)を除去することもします。

チームがそれぞれのセレモニー(スプリントプランニングやスタンドアップミーティング、レトロスペクティブなど)でスムーズに話し合えるようにファシリテーションを行います。

メンバーに指示するようなことはせず、一歩下がってチームの動きを円滑にできるように支える役割です。

スクラムの流れ

上の表がスクラムの一連の流れです。

1. まず、ユーザーや顧客のヒアリングなどをもとに必要と思われる機能や要望、修正項目などを集めてリスト化します。

この一つ一つをプロダクトバックログ項目(PBI)と呼び、PBIの一覧をプロダクトバックログと言います。

2. プロダクトバックログができたら、次にこれから始めるスプリント内で何を達成するかをスプリントプランニングで決めます。

何を達成するかはプロダクトバックログから選びます。一つのスプリント中で完了できる作業量はチームによって異なるので、キャパシティーを考えたうえでリストを作ります。

このリストがスプリントバックログです。

スプリントバックログが完成したら、スプリントを開始します。

3. スプリント中は毎朝デイリースクラム(スタンドアップミーティングとも呼びます)を行います。

・チームメンバーの進捗状況(昨日何をやったか)

・今日何をやるか

・何か作業をする上での障害はあるかなど

を15分で共有します。

4. スプリントが完了すると、そのスプリントでできた成果物(インクリメント)のデモを行い、チームとステークホルダーでスプリントの評価をします。

これがスプリントレビューです。スプリント中に完了しなかったタスクはプロダクトバックログに戻します。

5. そのあと、チームでこのスプリントでうまくいったこと・うまくいかなかったことを話し合います。

そして、そこから次のスプリントで何を改善するかを計画します。

これが(スプリント)レトロスペクティブです。レトロスペクティブは振り返りと訳されたりします。

そしてまた次のスプリントプランニングが行われ、プロダクトバックログから何を達成するかを計画します。

定期的にプロダクトオーナーはプロダクトバックログの整頓を行い、優先度付けして並べたり機能ごとでPBIをグルーピングしたりします。あるいはPBIを足したり削ったりします。

これをバックロググルーミングと言います。

これらのサイクルを反復させることで、製品の機能を本当に必要なものから作り、機能の追加あるいは修正がなされていきます。

スプリント毎に得られた経験から学び、継続的に改善されていくのがスクラムの特徴といえます。

さいごに

今回はスクラムの概要を説明しました。

また今度、スクラムのことについてもう少し掘り下げて説明していきたいと思います!

8月中に弊社オフィス(森永ヴィレッジ)にて、「アジャイル(スクラム)入門ワークショップ」を企画しています。

イベントが決まり次第告知しますので、もしご興味があればご参加頂ければと思います。

今日はこんな感じで!

それでは!

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